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華蔵寺入り口附近に建つ簡単な解説板。こういう解説とちょっとした草取りだけでも、史跡見学には十分ですよね。ちなみにこの解説には謙信の攻撃があったとは書いていませんでした。 |
見学路に沿って奥へ進むと、おお、素晴らしい堀が!塁壁のコーナー部分を見下ろす。堀底はあとで歩いてみましょうか。 |
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鬱蒼とした山林の中で眠る主郭。周囲は高い土塁に囲まれていて、雰囲気も実にいい。 |
主郭周囲の高い土塁。ほとんど崩落も破壊もなく素晴らしい保存状態です。隅はやや高く盛られていて、櫓台のようなものがあったかもしれません。 |
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主郭への見学路はおそらく虎口と違うと思います。この南西角に開口している場所がオリジナル虎口ではないかと思います。 |
左の虎口状開口部の外側は土橋で繋がっており、その先の山林にも外郭の遺構が見られます。 |
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うっとりするほど美しい主郭周囲の堀。雨上がりの堀は所々ぬかるみと化していましたが、瑞々しい緑と濡れた土の締まった色彩のコントラストが美しいです。 |
主郭周囲の堀には所々雨水が溜り、かつての水堀の姿を彷彿とさせます。 |
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主郭南東にある低い土橋状遺構、これは堀の水位を調整する「水戸違い」ではないかと思います。いわゆる畝堀はこの水戸違いが極度に発達したものではないかと考えています。 |
基本は単郭のお城ですが、その周囲には二郭というか外郭というか、そういうモノがあったようです。戦国期には拡張されて「平城」になったのでしょう。 |
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その外郭の堀は所々寸断されていますが、西側は一部藪化しているものの痕は歴然としています。 |
見学路入り口の道路と並行する部分にも深さはあまり無いものの、明瞭な堀が延びていました。 |